ゲームに関わる仕事がしたいと考えたとき、候補のひとつに挙がりやすいのがゲーム攻略ライターという仕事です。好きなことを仕事にできるのは魅力的ですが、ゲーム攻略ライターはきつい、やめておいた方がいいという声も少なくありません。この記事では、ゲーム攻略ライターの実情を仕事内容・大変な点・向き不向きの観点から整理していきます。
ゲーム攻略ライターってどんな仕事?
まずは、ゲーム攻略ライターがどんな仕事なのかを基本からおさえておきましょう。ゲームをしながらお金がもらえる仕事というイメージだけで飛び込むと、入ってからギャップを感じやすいので、現実的なイメージを先に持っておくことが大切です。
仕事内容の基本イメージ
ゲーム攻略ライターの主な仕事は、新作ゲームや人気タイトルの攻略方法、ランキング、イベント情報、キャラクター・武器などに関する記事を書くことです。ゲームを実際にプレイして情報を収集し、それをわかりやすい文章や表形式にまとめてWebに公開するのが基本の流れになります。
プレイと執筆だけでなく、SEO(検索エンジン最適化)を意識した記事構成の考え方や、情報の正確さの確認、画像の準備、公開後の修正対応なども仕事の一部として含まれます。そのため、ゲームをしていればOKではなく、ライティングスキルや情報整理力が求められる、れっきとした専門職です。
フリーランスと社員ライターの違い
ゲーム攻略ライターには、メディア企業に雇われる社員ライター・契約社員と、複数のクライアントから仕事を受けるフリーランスの2パターンがあります。
- 社員ライター:給与が安定している・チームで動ける・担当タイトルが固定されやすい
- フリーランス:自分で案件を選べる・収入は実力次第・単価が上がらないと稼ぎにくい
フリーランスは自由度が高い反面、安定収入を得るまでのハードルが高く、最初は単価の低い案件からこなしていく必要があります。副業として始める人も多いのはそのためです。
やめとけと言われる理由
ゲーム攻略ライターに憧れを持ちながらも、実際はきついらしいという話をよく耳にする人もいると思います。なぜやめとけと言われるのか、代表的な理由を正直に整理しておきます。
締め切りと更新頻度がシビア
ゲーム攻略メディアは、情報の速さが命です。新キャラの追加、イベントの開始・終了、バランス調整のアップデートなど、扱う情報は常に変化します。あのゲームのあのキャラの最強装備はこれという記事も、アップデート1本で一瞬にして古くなります。
そのため、1日に複数本の記事を書き、こまめに情報を更新し続けることが求められる環境では、締め切りが積み重なってプレッシャーになりやすいです。ゆっくり丁寧に書きたいタイプの人には、かなりしんどい環境です。
体力・集中力が削られる
情報収集のためにゲームをプレイする時間が長く、1日数時間〜それ以上を画面の前で過ごすことも珍しくありません。ゲームが好きという前提で入ったのに、仕事として続けるうちにゲームを楽しめなくなってきたと感じる人も出てきます。
また、検証プレイや周回作業など、同じことを繰り返す単調な作業が多い場合もあり、集中力の消耗が積み重なります。趣味でゲームをする感覚とは全然違う、というのが経験者の声に多いポイントです。
単価が安く収入が安定しにくい
ゲーム攻略ライターの文字単価は、専門性の高いビジネス系や医療系ライターと比べるとどうしても安い傾向があります。フリーランスの場合は特に、1記事あたりの報酬が低く、量をこなさないと生活できないというケースも出てきます。
ゲームが好きだからできる仕事という側面もありますが、それを理由に単価交渉がしにくい空気があることも事実で、収入面での満足度を上げるには、実績を積んで単価を上げるか、複数のメディアと契約するなどの工夫が必要になります。
好きなゲームだけ書けるわけではない
担当タイトルはメディア側が決めることが多く、自分が好きなゲームだけ書けるという状況は基本的にありません。まったく興味のないジャンルのゲームや、面白いと思えない作品について延々と記事を書かなければならないこともあります。
好きなゲームの話を書く仕事ではなく、依頼されたゲームの情報を正確にまとめて届ける仕事という認識でいた方が、入ってからのギャップは少なくなります。
ミスや誤情報へのプレッシャー
攻略記事のミスは、読者のゲームプレイに直接影響します。この記事の通りにやったのに違ったという反応がコメントやSNSで飛んでくることもあり、情報の正確さには常に神経を使う必要があります。
速さと正確さを同時に求められる環境は、慣れるまでかなりのプレッシャーです。間違えるのが怖くて確認に時間をかけすぎると、今度は速度が落ちるというジレンマも生まれます。
ゲーム攻略ライターに向いている人
きつさを理解したうえで、自分には向いているかもと感じる人にはどんな特徴があるでしょうか。
作業ゲーや検証プレイを楽しめるタイプ
同じダンジョンを何周も周回したり、確率検証のために同じことを繰り返したりする作業に、苦痛よりも「やり切った感」を覚えられる人は向いています。コツコツとデータを集めてまとめる作業を、ゲームの一部として楽しめるかどうかがポイントです。
文章で整理するのが得意な人
このキャラは強いと思うだけでなく、なぜ強いのか、どう使えばいいのか、どんな人に向いているのかを論理的に説明できる力がある人は、攻略ライターとして即戦力になりやすいです。頭の中の情報を文章に落とし込む作業が得意な人は、スタートラインが高い位置にあります。
自分で情報を取りに行けるリサーチ型の人
誰かが教えてくれるまで待つタイプより、自分で調べてすぐ試すタイプが圧倒的に向いています。公式情報・他メディアの情報・プレイヤーコミュニティの声など、複数のソースをうまく組み合わせてリサーチできる人は、仕事のスピードと質の両方が上がります。
細かい修正や更新をコツコツ続けられる人
一度書いたら終わりではなく、何度でも修正・更新できる粘り強さも重要です。完成した記事に手を加えるのが面倒で、誰かに指摘されるまで放置してしまうという人よりも、自分から率先してメンテナンスできる人のほうが、長く評価され続ける傾向があります。
まとめ
今回は、ゲーム攻略ライターがきついといわれる理由などを紹介しました。この仕事はゲーム好きにとって夢のある仕事である一方、締め切りの速さや情報の鮮度管理、体力の消耗など現実的なきつさも抱えています。一方でリサーチや文章を書くのが好きで、コツコツ作業ができる人には、確かなやりがいとスキルアップが待っている仕事でもあります。
まずは副業や単発案件から試してみて、自分の適性を実際に確かめてみるのが、いいかもしれません。
