メインストーリー11章7話は、いつのまにか小屋から消えたカイリを探し、ヒロインたちが小屋を飛び出したところから始まります。
一人、かつて過ごした城へと戻ったカイリは……
メインストーリー11章7話「過去に飲み込まれて」マリスの過去と、かっこよすぎる白葉
城に戻ったカイリを待っていたのはマリスでした。
カイリに憎しみを向けるマリスは、カイリの妹の幻を作りだし、カイリを惑わせようとします。
マリスの罠だと解っているのに、妹だと思うと攻撃することができないカイリ。
そこへ、カイリの居場所を教えるように一行を導く光に連れられて、アヴィ達がやってきます。
いつものカイリとは違う、呆然として力を無くしたカイリの姿に驚くアヴィ達。
そしてナビの言葉から、マリスがカイリの亡くなった妹をダシにしようとしていることを知ると、怒りを爆発させます。
カイリが妹の幻を断ち切ることができないなら、と白葉は黒い影の隙間からマリスに向けて矢を射ります。
矢はマリスの頬を掠め、幻か崩れると……
マリスは、思いがけない自分の過去を語り始めるのです。
なんと、かつてカラビナの民だったマリスは、戦いに負けたあとデジールに流れ、デジールでひどい扱いを受けていたところをホープに救われたのでした。
ホープに忠誠を誓い、「ホープのために」ヒロインを狙うのだと語るマリスを、白葉は一笑に伏します。
我を忘れて怒りに震えるマリスは、今度は紅梅国の民の幻を作り出して白葉を責め立てようとします。
しかし白葉は「そんな覚悟でこの旅を続けているのではない!」と、強い言葉と態度で幻とユメクイを霧散させるのです。
白葉もカイリも破ることができなかったマリス。
強い力にマリスの身体が耐えきれなくなり、身体にヒビが入り始めます。
それでも力を使ってヒロイン達に挑もうとするマリス。
しかし、マリスの力で作られたカラビナの世界も耐え切れなくなり、世界が崩壊するような音を立て始めるのでした……
マリスとホープの出会いについて語られた会、白葉がカッコよすぎる!
11章7話は、どうやってマリスとホープが出会ったのか、なぜマリスがホープをそこまで心酔しているのかが解き明かされた章でした。
少しずつ謎が解け、ホープと彼を取り巻く人々との関係が見えてきます。
この章で印象的だったのが、白葉!
少なからず皆が惑わされたマリスの幻にも自分を見失うことなく、「ふざけるな!」とマリスを一喝します。
この章で語られた白葉の言葉は本当にカッコいいし、白葉らしくもありました。
こういう本当の意味での芯の強さを持った人と、ヒロインたちは旅をしていたのか、と改めて魅力に気づかされた……そんな11章7話でした。
読み返したくなるストーリーですね……