人気野球アニメ「MAJOR」|その魅力や見どころは?

大谷翔平選手は、現在アメリカ・メジャーリーグにて二刀流として活躍しています。大谷選手と同じ二刀流の選手が活躍する野球 アニメ「MAJOR」。今回は、今だからこそ見返したい「MAJOR」のあらすじと魅力について、記事にしてみました。

「MAJOR」とは

野球 漫画 おすすめの作品「MAJOR」は、満田拓也さん原作で1994年から2010年までの16年間、「週刊少年サンデー」で連載されました。プロ野球選手を目指す少年、茂野吾郎が夢を叶えるまでの物語で、連載当初は5歳だった吾郎は最終話では34歳になっています。アニメは、漫画連載10周年を記念して、2004年11月から放送開始。第1~6シーズンまで計6年間放送されました。

2010年に完結した「MAJOR」ですが、2015年から現在まで「MAJOR 2nd」として続編連載中です。こちらは前作の主人公・茂野吾郎の息子、大吾が父に憧れて野球を始めるストーリー。前作のキャラクターの息子たちが多く登場していることや、女子選手が活躍することなどが特徴です。

あらすじ

主人公・茂野吾郎は、プロ野球選手の父・茂治と二人暮らし。父親のような「すごいピッチャーになる」ことを夢見る野球少年です。2人を優しく見守ってくれる保育士の桃子先生や、最初の野球友達となる佐藤寿也と出会いに支えられ、父の故障や突然の死を乗り越えます。9歳になった吾郎はリトルリーグに入り、プロ野球選手、そしてメジャーリーガーを目指して奮闘します。吾郎にはさまざまなアクシデントが襲い掛かりますが、持ち前の熱意で自らの野球人生を切り開いていくストーリーです。

MAJORの3つのみどころ

1.情熱的なストーリー展開

「MAJOR」は、吾郎が次々と訪れる苦難を乗り越えて成長していく物語。「王道中の王道」と評されることもよくあります。ガッツのある吾郎に、周囲もどんどん巻き込まれて野球に打ち込むようになる、そんな熱い展開はみんなが楽しめることでしょう。

吾郎の決め球のようにストレートな魅力があふれる作品で、ドラマティックな展開と、リアルな試合描写も魅力の1つ。吾郎のまっすぐさや情熱に、作中の登場人物だけでなく読者も感動します。小学館でも特に長期連載された野球漫画となったのは、このような魅力があるからだといえるでしょう。前田健太選手、大谷翔平選手、田中将大選手など、多数のプロ野球選手も愛読していることも注目ポイントですね。

2.心に響く吾郎の名言

とにかく熱い吾郎は、心に残る名言をたくさん残しています。例を挙げると、

「俺は自分の手で引いたレールの上を、自分の足で駆け上がっていきてえんだ」

というセリフがあります。子どもの頃から自分で未来を切り開いてきた吾郎だからこそ、心に響く言葉です。

もう1つご紹介したいのが、母親がわりの桃子先生の名言。

「野球は1人ではできません。どのスポーツも人との信頼や友情があってこそ」

というセリフは、まさに「MAJOR」という作品を通して大切に描かれていることだといえます。他にもライバルの寿也やチームメイトの言葉にも、人生について深く考えられる名言がたくさん出てくるのでおすすめです。

3.受け継がれる親子の愛情

「MAJOR」では、吾郎が父親を尊敬して同じ道をめざすストーリー。突然父親を亡くした吾郎ですが、その後も大きかった父の背中を追い続けて夢へと駆け上がっていくのです。吾郎を育ててくれた桃子さんからの愛情も必見。そして夢と親子の愛情は父から息子へ、3世代に渡って繋がっていきます。

作品の冒頭に「夢はおとさん(お父さん)と同じ、プロ野球の選手だっていつも言ってるじゃーん!!」と吾郎が言うシーンが出てきます。最終話では、吾郎の息子・大吾が口ぐせのように同じセリフを言うシーンがあります。

「MAJOR 2nd」では、偉大な父と祖父を持つ主人公・大吾が二世のプレッシャーに押しつぶされることもありますが、野球をあきらめることなく夢を追うストーリー。吾郎だけでなく、寿也の息子・光も活躍するので前作からのファンも楽しめる構成となっています。悩みながらも進み続ける大吾は、子どもから大人まで共感できる主人公であるといえるでしょう。

「MAJOR」、「MAJOR 2nd」ともに親子で楽しめて感動できる、夢ある野球長編作品です。

まとめ

今回は、アニメ「MAJOR」の魅力についてご紹介しました。現在メジャーリーグで活躍中の大谷選手と同じ二刀流・茂野吾郎の情熱と名言の数々で感動したい方は、是非この機会に見返してみてはいかがでしょうか?